5月29日(日)、東京の THE GRAND HALL にて、『日本の歯科が変わる!「患者が要求する予防」のすべて』という表題で、ペール・アクセルソン博士による特別記録講演が行われました。アクセルソン博士は『PMTC』という概念で、予防ベースの歯科医院マネジメントを導入、普及された先生です。 成人の患者群を30年間追い続けた長期臨床研究では、97.7%の確率で歯が守られることを実証し、この論文は、『Journal of Clinical Periodontology』に発表され、予防歯科界に大きな金字塔を打ち立てました。 世界中で講演されているアクセルソン先生を賞賛する声の中に、「人類に最も貢献した歯科界の人物は、ペール・アクセルソンである」という言葉があるぐらいです。 写真は、講演中の先生(↑)と、12歳のカリエスの説明のスライド(→)で、当初、DFS(虫歯の歯面数の係数)の数値が40であったが、30年間で400分の1以下という驚異的な減少をしたということです。現在では、DFSの数値が0.3であることを口頭で発表されました。3人に1人しか虫歯の人がいないということになります!
講演終了後、アクセルソン先生と記念の写真を撮らせて頂き、歓談している写真(→)です。20数年前、長崎大学の学生の時に、特別講義で先生の講演を拝聴したことを伝えると、「台風の嵐の時だった。」と覚えていらっしゃいました。 近くで直接お話すると、大変なオーラで緊張しました。 今回の講演は、言語化し尽くせぬほどの価値とモチベーション効果がありました。これからも、アクセルソン博士のご健勝とご活躍をお祈りします。今回は、(株)オーラルケア の大竹喜一社長が、アクセルソン博士を招聘されました。
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