2月20日(木)〜24日(月)、アメリカのイリノイ州、シカゴ市にて、第149回 CHICAGO DENTAL SOCIETY MIDWINTER MEETING が開催されました。 当日は世界中より、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が参集し、大変盛会でした。
今年は、初日は雪でしたが、寒くなく快適に過ごせる学会でした。 今流行のコンピューターを用いてクラウンやブリッジを削りだす CAD/CAM 分野の発表が多数。今まで歯科技工士の先生の匠の技であった歯冠補綴が、だんだんと機械によるマシーン切削によるものに代わる時代に移行してきたことを肌で感じる事ができました。 歯の神経の治療に用いるファイルという針金みたいな根管拡大の道具も、殆ど1本で形成拡大できるものになっていました。 Ni-Ti(ニッケルチタン)を用いたファイルも、既に発表されて20数年が経ち、第5世代に代わってきましたが、日本ではまだ、ステンレスのファイルが多く用いられています。 日本の保険診療は、石器時代か縄文時代のような治療になってしまい、取り残された感じです。 ちなみに当院では、最新の歯科医療システムを取り入れておりますのでご安心を。 当院では、ウェーブ・ワン(デンツプライ三金)というシステムと、NEX NiTiファイル((株)ジーシー)という製品を使用しています。 1枚目の写真は、(株)ジーシーの中尾眞会長と、中尾潔貴代表取締役社長との写真です。この4月から保険導入されるグラディアブロックという CAD/CAM に用いるハイブリッドの材料について最新の情報を頂きました。 2枚目は、(株)ナカニシ の中西英一代表取締役社長と、イタリアからいらっしゃった Dental X の Dr. Marco Nesti General Manager と。 最新のタービンであるZ900シリーズについて、詳しく情報を提供していただきました。 Dr. Marco氏には、日本でも快適に使用できるオートクレーブの開発をお願いしました。 出来上がりが楽しみです。 最後の一枚は、学会終了後に夕食へ行ったときの記念写真です。向かって左側が、(株)シオダ の塩田信吾常務取締役。新しいインスツルメント開発の話で大変盛り上がりました。 右側は、(株)シケン の島隆寛代表取締役社長です。最新の技工技術についてたくさんの情報を頂きました。 次は、阿波踊りに行くぞ! 毎年参加している MIDWINTER MEETING ですが、日本人の歯科医師の参加数がだんだん減ってきています。 今回は、興味のある講演会場が違うせいか、日本人の先生には一人しかお会いできませんでした。寒いシカゴなので参加者が減ってきているのでしょうか。 ちなみに、アメリカで開催される歯科の学会では一番大きな学会です。 また来年も、参加しよう!
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